
床下エアコンという“見えない設計”
床下エアコンとは、その名のとおり、床下空間に設置された暖房システムです。暖気が床全体をゆっくりと温め、足元からじんわりと空間に熱が広がる仕組み。エアコン特有の風が顔にあたることなく、室温のムラもなく、ほんのりしたあたたかさが空間全体を包みます。
この「じんわり」は、設計者の意図が詰まった快適さ。床下空間の確保、断熱ラインの精密な施工、そして空気の流れを読み切る配置計画。すべてが「感じる温熱環境」を生み出すために設計されています。
好評につきこのイベントは終了しました。多数のご来場、誠にありがとうございました。
図面や数値で語られる住宅性能の世界。断熱等級やUa値、C値といった数値は確かに大切ですが、本当に大切なのは、それを「どう感じるか」です。たとえば、冬の朝。布団から出るのが億劫でない温度感。リビングに入った瞬間に広がる空気のやさしさ。足元が冷たくないというだけで、暮らしの質は大きく変わります。
今回ご案内するのは、HEAT20 G2グレード以上の高性能住宅で採用された「床下エアコン」を実際に体感いただけるモデルハウスイベント。 体感のための設計、という贅沢な設えを、ぜひこの機会に体ごと味わってください。
床下エアコンとは、その名のとおり、床下空間に設置された暖房システムです。暖気が床全体をゆっくりと温め、足元からじんわりと空間に熱が広がる仕組み。エアコン特有の風が顔にあたることなく、室温のムラもなく、ほんのりしたあたたかさが空間全体を包みます。
この「じんわり」は、設計者の意図が詰まった快適さ。床下空間の確保、断熱ラインの精密な施工、そして空気の流れを読み切る配置計画。すべてが「感じる温熱環境」を生み出すために設計されています。
HEAT20とは、高断熱住宅の性能指標として近年注目を集める民間基準。その中でもG2グレードは、冬の最低気温が氷点下になる地域でも、エアコン一台で家中を快適に保てるレベルの高性能を示しています。
フィルハウスデザインでは、このG2グレードを標準とした住まいづくりを行っており、その性能を正しく「体で理解していただく」ことを大切にしています。
床下エアコンのもうひとつの魅力は「音」。
室内機のゴォーッという音が聞こえない、無音に近い環境。それは、生活音に包まれた“静けさ”を感じる贅沢です。これは数値では伝えきれない、“空間の質”の話。
たとえば、子どもが絵本を読むリビング。お茶を淹れる音や、ペンが紙をこする音がふわっと耳に届く。それだけで、暮らしがひとつ上のステージに上がったかのような体験になるのです。
人の体は、温度に対して足元から敏感に反応します。
つまり、足元が快適であるということは、暮らし全体の快適を底上げするということ。
床下エアコンは、住まいの“重心”を足元に置くという、新しい発想の設計です。見えないところを丁寧につくることが、見えるところの心地よさに直結する。そのことを体感いただける、数少ない機会です。
高性能住宅とは、単に“冷暖房効率が良い”ということではありません。そこには、「人がどう感じるか」という繊細な感覚の設計があります。
このイベントでは、HEAT20 G2グレードの性能をもつ住まいで、「音」「温度」「空気」「時間」すべてを体で味わうことができます。
家づくりを考え始めた方も、性能に関心がある方も、この“静かなる快適さ”を、まずは足元から感じてみてください。